九州大学病院関連病院長会議は、九州大学病院関連病院、九州大学医学部、医学研究院及び九州大学病院の発展に寄与することとして、２００４年に設立されました。

現在、関連病院は、九州、沖縄を中心に静岡までの広範囲にわたり、１００を超えるネットワークを構築しています。

近年の本会議に関わる活動として、２０１７年には九州大学病院連携医療機関登録制度を設け、本会議会員からも多くの登録をいただいてさらに連携を深めるとともに、２０１８年から導入された新専門医制度においては、それぞれの領域のプログラムにおいて、連携機関として本院とともに研修医教育に取り組んでいただくことが挙げられます。

医師の働き方改革においては、2024年4月から時間外労働の上限が設けられるため、地域の医療機関への医師派遣について、今後、益々連携が必要です。

また、２０２５年問題では、COVID-19への対応を踏まえた課題として、新興感染症が発生した際、医療機関が連携し、対応していくことが必要になって参ります。

2022年4月、九州大学病院長就任にあたり、九州大学病院の理念・基本方針を、次のとおり定めました。

【九州大学病院　理念】
患者さんに満足され、医療人も満足し、医療の発展に貢献する病院を目指します。

【九州大学病院　基本方針】
１　高度医療の提供と研究開発の推進
２　より高い医療安全の追求
３　地域医療への貢献
４　情報技術を基盤にした国際化の推進
５　全人的医療を実践する医療人の養成

先に述べた活動のさらなる発展や、九州大学病院の理念・基本方針の実現のために、九州大学病院関連病院、九州大学医学部、医学研究院及び九州大学病院間のネットワークをより堅固なものとし、皆様とともに取り組んでいきたいと存じます。